金沢文庫吟行
金沢文庫駅から称名寺へ。
金沢山称名寺(きんたくさんしょうみょうじ)は
鎌倉時代に幕府の執権を受け継いだ北条氏の支流
金沢(かなさわ)北条氏の菩提寺で、すぐそばに
実時により創設された金沢文庫があります。
金沢文庫とは学問好きだった実時が和漢の膨大な書物
を収拾した、日本初の武家の書庫。今でいう図書館みたいな
ところですね。今は立派な建物になっています。
金沢文庫から「文庫ヶ谷」という切り通しを抜けると、
もうそこは称名寺の境内。
黄菖蒲と橋の朱色が雨景に色を添えていました。
称名寺から海の公園まで。
少し強くなり始めた雨の中、貝殻を拾ったり、
波先と戯れたり。けぶる景色の中、八景島シーパラダイス
の遊具がぼうっと浮ぶように見えていました。
踏みしめて梅雨のおもさの渚かな 由季
海の公園柴口からシーサイドラインに乗って金沢八景へ移動。
地魚が食べられる居酒屋で句会をして帰路につきました。