1977年9月、東京都生まれ
國學院大學 早稲田大学第二文学部卒業
ともに日本古典文学を学ぶ
海賞、海新人賞、世田谷文学賞(俳句部門)受賞
2007年9月、ふらんす堂より第一句集「祈りの天」刊行
2009年、「俳句研究」第一回30句競作(高野ムツオ選)第一席
2015年、「原初のいのちを宿す言葉―野澤節子その人と作品」
にて山本健吉評論賞受賞(文學の森)
現在 俳誌「海」編集長 俳人協会会員 文藝家協会会員
すぎなみ詩歌館俳句講座講師
早稲田大学エクステンションセンター講師
俳誌「海」にて「俳壇近作管見」(終了)、
「高橋悦男の一句」を連載中 !
「俳句研究」春号より「俳句時評」を連載(終了)
2018年1月より「しんぶん赤旗」にて「俳壇」欄を執筆
(~2019年まで)
photo 銭田豊裕
☆句会を中心に、作句 執筆活動をしています
(クリックすると「これまで」へ移動します)
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■第一句集『祈りの天』
祈りの天―日下野由季句集 (ふらんす堂精鋭俳句叢書)
はくれんの祈りの天にとどきけり
ことばはあくまで易しく、しかし、発想は独自で鋭く繊細である。
しかも、言葉に汚れがなく、透明で清純である。
(序・高橋悦男)
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序文・高橋悦男 栞・片山由美子 装丁・君嶋真理子
四六判並製小口折表紙 180頁 2007.09.01刊行
出版社: ふらんす堂
http://www.amazon.co.jp/dp/4894029499
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飛び越せぬ川のありけり鳥雲に
菜の花や明日を明るき日と思ふ
ソーダ水楽しき刻を飲み干して
いちまいの水となりゆく薄氷
踏青や背に透明な羽根生えて
銀漢や一生分といふ逢瀬
引く波は見えず十一月の海
星涼し夜空に沖のあるやうな
いくたびも白きもの翔つ冬の海
白鳥に似てセーターの厚き胸