文化の日
なんと深い秋空。
その色の蒼さに思わず祈りました。
祈りといってもクリスチャンの祈りではなくて、自然への感謝の祈り。
自然のこの上ない美しさに出会うと、愛おしくていつもそういう思いになります。
空を見上げることが好きです。
空を見上げると、不思議と励まされて元気が出てくる。
『祈りの天』の栞で片山由美子さんが「空を仰ぐ人」というタイトルで評を書いて
くださったのを思い出しました。
空を仰ぎ、みずからを励まして俳句に向かっている人なのだろう
この一文をいただいたときは本当に嬉しかったな。
作品を通してわたしをわかってもらえたんだという、この上ない嬉しさ。
その言葉に、何かとても救われた思いがしたのを覚えています。
今日の空の蒼さは、今日だけの蒼。
だからこそ、再びは出会えないこの一瞬がとても愛おしいのです。