2010年12月21日

冬満月

冬満月と屋根.JPG

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日の暮れ方の月。あたりに明るさが残る中でひときわ輝いて

空に浮んでいました。まだ低いところにかかっているので、

手のとどきそうなほど近く、大きな月。

満月かな、と思って調べてみたら今日が満月。

冬の月は冬三日月、冬満月、月冴ゆる、などの言い方があります。

冴ゆるというように、寒さに研ぎ澄まされたような輝きが本意ですが、

冬満月にはなぜか優しさを感じます。寒空の中の全き円というとこ

ろに、ほのとした安らぎを覚えるからかもしれません。

逆に三日月は冴え冴えとして冬月の極致という感じ。

切っ先が空に刺さるようで、見ているだけで一層寒さがつのります。

同じ満月でも寒さが厳しくなった頃の「寒満月」は違って、こちらには

私も冴え冴えとした冷たさを感じます。

「寒」という響きがそう思わせるのかもしれませんが、「寒満月」は

鏡面のようで、月自体の輝きもどこか違うような。喩えていてば

同じ円でも「寒満月」には触れたら怪我をしそうな光の鋭さがあるのです。

 

今日の夜空のお天気はどうなのでしょう。冬満月、きれいに見られるといいな。

 

 

 

 


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