クリスマス
今日の午前は杉並の俳句講座。
冷たい雨が降っていたので、出席状況が少し心配でしたが、
みなさんきちんといらしてくださって、ありがとうございました。
高浜虚子の人と作品のお話、
短い時間では虚子について語りきれませんが、
まず始めは作品を通して、虚子の持つ様々な顔を
知っていただくことが出来ればいいと思っています。
虚子の魅力の一つは、その句柄の幅の広さです。
みなさんと作品を読んでいたら、、ドラえもんのポケットが
ふっと頭に浮んできました(^^)
「虚子の句ってドラえもんのポケットみたいだ」。
素敵なものがいろいろ出てくるのですが、
たまに変なものが出てくるところが特に似ているような気がします。
とにもかくにも、虚子は本当に大きいです。
さまざまなものを抱え込んで茫漠と広がっている宇宙のような大きさ。
また折に触れて、お話していければと思っています。
ミニ句会の兼題は「クリスマス」。
意外に難しくて、私も苦戦しました。
黒猫に紅きリボンやクリスマス 千楓
今日、いただいたうちの好きな一句。
黒猫の首輪に付いていた紅のリボン。
黒猫だけに、その紅色が一層際立って見えてきます。
その紅とクリスマスの明るさが響きあって、愛らしくも
この季節ならではの華やいだ気分を感じさせてくれる一句です。