マザーウォーター
「マザーウォーター」という映画を観てきました。
バーを営むセツコさん、喫茶店をひらくタカコさん、お豆腐を売るハツミさん。
謎多きマコトさん。それから、それから・・・・。奥行きのある人たちがたくさん出てきます。
くらしの中を流れてゆく清らかな川に引き寄せられて、どこかから流れ着いたように
この町に住んでいる。そしてすべての人をつないでゆく小さないのち。
人々の日常はとっても満ち足りていて、そしてどこか刹那的。
マザーウォーター (母なる水)
美しい町の景色と、繰り返される人と人の何気ないふれあいの中で、
じわり、じわりとタイトルにたくされた思いが伝わってくる。
そんな心に沁みてくる映画です。音楽も映像もとってもいいです。
どこかに、そしてどこにでもあなたの居る場所はある。
それはここかもしれないし、別のどこかかもしれない。
観終わったあと、わたしはこんなことを心の中に感じていました。
「あしたへは、ダイジなことだけもってゆく。」ってなんかいいですよね。
そんな生き方ができたら、人生は昨日とは違う色に見えてくるかもしれません。