万両
勤労感謝の日、みなさまはいかがお過ごしでしたか。
私は杉並の俳句講座でした。
万両や千両が赤い実をつけ初めて目に触れるようになりました。
秋の草花が終わって色の無くなった杉並詩歌館の庭にも、
点々とともるように色付いていました。
万両、千両を見ると、なぜか冬を強く感じます。
初めてこの実の名前と姿の違いを覚えたのが鎌倉の寿福寺で、
張り詰めたような冬の空気をその姿とともに思い出すからかもしれません。
万両は実が下向き、千両は上向き。万は千より多くて重いから。
間違えないように、そんな風に覚えたことも思い出しました。
ちなみに、十両もありますよ。十両は藪柑子のこと。
他の二つに比べて丈が低く、これはちょっと見付けにくいです。