2018年11月18日

第二句集




小春日のおだやかな空に、ふんわりと綿虫が飛んでいます。




あたたかな冬のはじまり。




生きるの大好き冬のはじめが春に似て  池田澄子





この頃にいつも思い出す、澄子さんの大好きな句。




賜る、という感じがする小春日のあたたかな明るさは、かろやかに、またしみじみと、




人生というものを考えさせてくれるのです。 




人生いろいろあるけど、まあ、がんばって生きましょう、って言われているような気がします。




だって、こんなご褒美のようなあたたかさに出合えるのだから、って。





ご報告が遅れましたが、9月に第二句集『馥郁』(ふくいく)をふらんす堂より上梓しました。




第一句集『祈りの天』から約10年。30代の作品です。




栞は敬愛する大木あまりさんに書いていただきました。




お読みいただけると嬉しいです。





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