立秋
今日は立秋。
目に、耳に、肌に感じる秋は、まだ少し先になりそうです。
先月まで俳句文学館で行われていた震災復興チャリティーの俳人短冊色紙展。
現存の方の書も興味深かったですが、物故者のものにやはり目が留まりました。
愛誦している句を活字ではなく書という肉筆で見ると、作者をどこか身近に感じます。
変な言い方ですけれど、ああ、確かに居たんだなあ、という温かさがそこにある。
それに、文字はその人がにじみ出るところがいいですね。
虚子の「遠山に日の当たりたる枯野かな」の軸と
野澤節子の「天地の息合ひて激し雪降らす」の色紙が欲しかったので
申し込みましたが、その時点ですでに何人かいて、抽選とのこと。
どちらも当たる気でいたのですが、
先日、節子の色紙が当選した連絡が来ました!!虚子は残念。
「天地の」の句は1月の季のうたで紹介しましたが、
「天日も鬣吹かれ冬怒涛」とともに、スケールの大きさとその激しさに魅かれる
節子俳句の中でも好きな句だったので、その肉筆を手元に置けることが嬉しいです。
これから俳句文学館へその色紙を受け取りに行ってこようと思います^^