2011年3月16日

東北関東大震災に寄せて

 

震災で避難されている方々のことを思うと毎日胸が痛んで、苦しいです。

東京にいて離れていても、とても他人事とは思えません。

今は一人でも多くの命が助かりますよう、そして

被災者の方々への援助が手厚くなっていくことをひたすら祈っています。

 

原発の状況も気が休まることがありません。

状況を知らせる報道に日々惑わされていますが、

これも自分ではどうすることも出来ません。

最悪の事態を防ごうと尽力している方々の朗報を待つしか。

 

地震当日、私は自宅近くのファミレスで世田谷俳句大会の

打ち合わせをスタッフの方々としていました。

揺れ始めてすぐに、これは今までの地震と違うと思いました。

皆でテーブルの下にもぐり、揺れがおさまるまでじっとして

いましたが、その時間がとてつもなく長く、そして恐かった。

お皿が割れる音や軋む窓ガラスの音に戦きながら、

どうなってしまうのだろう、と一瞬さまざまなことが頭を過ぎりました。

その後も余震のたびに机の下に避難しては、打ち合わせを続けた

のですが、震源地に近いところではそのとき想像を絶する被害が

起こっていたことを思うと・・・・。また辛くなります。

 

地震の恐さと被災地のありさまにしばらく精神状態が悪く

バランスを崩していましたが、少しずつ落ち着いてきました。

東北の方の辛さに比べたら何のこれしき!ではありますが、

それでもやはり不安な毎日です。

 

あっ、今もまた余震がありました。

 

でも、これだけ未曾有の被害を思うと、

怪我もなく無事でいられたことはありがたいことです。

だからこそ、今何ができるのだろう、と強く思います。

もちろん、個人で出来ることなどたかがしれていますが、

個人個人が他人事ではなく強く被災地のことを考える思いが

何かの力になっていけるように思います。

 

「海」の仙台支部の方の安否がまだわかりません。

無事に避難されていますでしょうか。

どなたか連絡が入っていましたら教えてください。

 

 


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