2011年2月23日

春菊パスタ

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昨日は夕方から座談会へ。

今年から「古志」の主宰を継がれた大谷弘至さんに

お声かけいただき、「古志」200号記念の企画としての

「季語」をテーマにした座談会に出席したのでした。

メンバーは他に村上鞆彦さんと神野紗希さん。

大谷さんとは三年ぶり(?)ぐらいでしたが、他の二人とは

日頃から仲良くさせてもらっているのでよく知ってはいるものの、

座談会というかたちで顔を合わせるのは初めて。

緊張を少しでも解そうと思って、会場近くのコンビニへチョコでも

買いにいこうとしていたら、地図を片手に佇んでいる村上さんを発見。

どちらに行こうか道を迷っているみたいに見えたので、すかさず

「村上くーん」と離れたところから呼んでみたのですが声は届かず。

結局すぐ目の前まで歩み寄って、ようやく気づいてもらえました。

コンビニに行くのにつきあってくれたので、

「なんだか緊張しちゃって、チョコでも食べてリラックスしようと思ってね」

といったら、そんなものでリラックス出来るの?という不思議そうな顔を

しながら、「チョコありますよ」といって差し出してくれた村上さん。

ちらっとみたら「BLACK」という文字。あっそれ甘くないやつでしょ、

と丁寧にお断りして、私はアーモンド入りの甘ーいチョコを買ったのでした。

 

さて、座談会。チョコ効果があったのか、比較的リラックスして話しを

することができました。「季語観」や「取り合わせ」の話しをしながら、

それぞれの向き合い方を聞いているうちに、改めて自分の中でも

気がつかされることがありました。

まあ、なんだかんだ言っても、結局は作品ありきだなという感じです。

作句工房も面白いけれど、どんな作品を詠むか、そしてそれをいかに

読むか。その両輪で、どちらの力が衰えていっても韻文である俳句の未来に

とっては危ないことだということです。それにはたくさんのことを知ること。

古きを知ってなお新しくいること。新しくいたいと思うこと。

それが出来るか出来ないかが大切なことだと思いました。

 

今日は句会のあと神保町へ。

仕事のゲラを届けながら打ち合わせ。

せっかく神保町へ出たので、少し足を伸ばして

夕飯を食べにアンチヘブリンガンへ行きました。

句会のためには来ていても、食べにくるのはひさびさ。

一人だったのでカウンター席に座ると、お隣に同じく一人で

来ていた常連さんらしき女性と何とはなしに自然とおしゃべり。

彼女はNGO関連で日本と海外を行き来していて、つい最近日本へ

戻ってきたのだそう。自分とは違う世界でぜんぜん詳しくないながらも、

なんだか素敵なお仕事をしているんだなあ、と感心。

またこの場所で新しい出会いをもらいました。

前菜の盛り合わせ(これが美味しい!)とお気に入りの春菊パスタを

オーダーして、オーナー夫妻と俳句話などして楽しい夜を過ごしました。

ワインごちそうさまです^^

 

 

 


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