2010年10月12日

 

団栗の二つであふれ吾子の手は   今瀬剛一

 

(どんぐりの ふたつであふれ あこのては)

 

団栗を二つ乗せただけでいっぱいになってしまう吾が子の小さな手。

「二つであふれ」に親である作者の新鮮な驚きと、小さな存在に対する

愛おしさが溢れている。

ふたつであふれあこのては

「あ」のリフレインもやさしく聞こえて来る。

 

吾子の手に乗せた団栗。それは命の力が詰まった実でもある。

芽を出してやがて大きな木へと成長する、そんな命の響き合いをも

感じる。

 


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